「うぅ〜、身体がダルいなぁ…。」
「あら…、姉さん、まだ貧血が…。」
「あぁ、そりゃ確かに貧血後って身体ダルいんだけどさ、それとは違う感じ。風邪かなぁ…。」
「風邪、ですか? 姉さん、ちょっと失礼します。」
結果報告も終わり下校途中、私の額に秋葉の掌が当る。
その姿で私達は足を止め、みんなが私に注目してくる。

「…少し、微熱があるようですね。琥珀、貴女も診てくれないかしら。」
「はい、秋葉さま。それでは志貴さま、失礼しますね。」
「う…、うん。」
そういって、琥珀さんのヒンヤリした掌が私の額に触れる。

「ん〜、確かに秋葉さまの仰る通り、少し微熱がありますね。風邪の兆候でしょうか?
またまた失礼しますね。」
そういって、今度は私の首筋に触れる。

「ん…、琥珀さんの手、気持ちいいね。」
「あら、ありがとうございます。喉のほうは別段熱を持っている訳ではなさそうですが…。」
「琥珀、なにかあったの?」
「いえ、ただ、身体自体が熱持っているんですよ。それで、志貴さん。」
「ん? なに? 琥珀さん。」
「えっとですね、お腹が時々苦しいとか、そういうのありませんか?」
「えっ? いや、今の所そういった事はありませんけど。」
「そうですか…、わかりました。」
「ちょっと琥珀、どういう事?」
「いえ、思い過ごしだったようですから、気にしないでください。」
「…そう、わかったわ。別に大丈夫なんでしょ?」
「はい、恐らくこのままでしたら風邪の兆候かと思われます。」
「…だそうですから、姉さん。寮についたら琥珀から薬を貰ってお休みになってください。」
「…はぁ、わかったよ秋葉。でもそんな大袈裟に…。」
「姉さん、昼間倒れたのをもうお忘れですか?」
「う…、はい、わかりました。」
「初めからそう返事をしてください。」
「大将、これじゃどっちが上かわからないな…。」
「うぅ、それは言わないで、蒼香ちゃん…。」
会話をしながら歩いていたら、いつの間にか寮に着いていた。




――――――ズキッ

寮に入り、自分二階の階段を上がる途中で、私は下腹部に鈍い痛みが走るのを感じた。
それからすぐに、


――――――ツゥー


と何か液体のようなものが零れるのを感じて、私は顔を真っ青にした。

「姉さん? どうかしましたか?」
私の顔色を見て、秋葉が心配そうに尋ねてくる。

「い、いや、ちょっとお腹が痛くなってきちゃって…。ちょっとトイレいってくるね。」
「あら、でしたら私もお供致しますね? 志貴さん。」
私が返事をすると、琥珀さんが笑顔で私に聞いてきた。

「あ、あぁ…。べ、別にいいんじゃないかな…。」
「はい、それでは参りましょうか、志貴さん。」
そういって私の腕を引っ張りトイレへと急ぐ琥珀さん。
その顔は心なしか不気味だった…。







「こ、琥珀さん…。」
「はい? なんでしょうか?」
「あの…、なんで扉の前に立っているんでしょうか?」
「いえいえ、お気になさらず。」
「いや、凄く気になるんですけど…。」
「もう、それより志貴さん。早く済ませちゃってくださいっ!!」
「う、わ…、わかりました。」
琥珀さんとの押し問答の末、私はスカートからパンティを下ろした。

「…………え。」
パンティを降ろすと、変な感触がした。
その感覚を確めるべく、私は太ももまで下げたパンティを見る。

「……………う。」
そこには、赤いシミができていた。

(え…、なんだろう、これ…。)
わけがわからないので、私はとりあえず秘部の違和感を拭おうと、ティッシュを取り拭いた。
とりあえず秘部の違和感を確めるべく、ティッシュをまじまじと見る。

「…………血?」
そう、そこには、べっとりとした赤い血が付着していた。

「………う………うぅ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
あまりの出来事に、私は思わず声をあげてしまった。

「あはー、志貴さんなにかありましたー?」
「あぁっ!! こ、琥珀さん…。い、いえっ、な、なんでも…。」
「志貴さん、なにかありましたよねー? 鍵を開けていただけますかー?」
「い、いいやっ!! そ、それはダメッ!!」
「もう、志貴さん。とりあえず開けてください。」
「ダメッ!! そ、それはできませんっ!!」
「そうですかー、ではしょうがないですねー。」
そういって、琥珀さんは鍵をいじりだす。

「こ、琥珀さん? …あ、ま、まさかっ!!」
「はいー、そのまさかですよー。」
そういって、鍵をガチャガチャをいじくる。
かかっていた鍵は次第に開錠しようとしている。

「だぁぁっ!! そ、そんなの卑怯だぁっ!!」
「うふふー、志貴さんが開けてくれないのが悪いんですよー。」
そういって更に鍵を緩めていく琥珀さん。
私は慌てて立ち上がり、鍵に手を伸ばした。

「えいっ!!」
ガチャ、という音と共に、琥珀さんが個室の中に入って来た。
私は鍵を掴もうとして前のめりになっていて、そのまま琥珀さんへ抱きつく形となってしまった。

――――――ボスッ

「だぁぁっ!! ご、ごめん琥珀さんっ!!」
「いえいえー、お気になさらずー。」
慌てて琥珀さんから離れる。
そして、今自分がパンティを履いていない事に気付く。

「あぁっ!!」
「あはっ、志貴さんやっぱりですかー。」
私は慌ててパンティを履こうとする手を止めてしまう。

「…琥珀さん、やっぱりって?」
「はい、とりあえず使い方をお教えしますので、そちらにそのままお座りください。」
「えっ、あ、はい…。あの、パンティは…。」
「はい、脱いだままでお願いします。」
そう促され、私はそのまま便座に座る。
琥珀さんは持っていた鞄の中から、一つの小さな袋を取り出した。