「あ、危なかったなぁ…。」
「う、うん、ありがとう。助かったよ蒼香ちゃん。」
私は上半身を支えてくれている蒼香ちゃんに顔を上げて、お礼を言った。


浴場の床に座り込む形で、私は腰を打った。
上半身は蒼香ちゃんが支えてくれたので助かったけど、あのままだったら頭を打っていただろう…。
蒼香ちゃんも、私と一緒で床に座り込む形になっていた。
私の上半身を胸元で支えてくれたから、私の頭の上に蒼香ちゃんの頭があった。

「あ、い、いや…、気にするな…。」
「いや、でもほら、助けてくれたんだし。本当に助かったよ、ありがとう蒼香ちゃん。」
私は笑顔を蒼香ちゃんに向けて、お礼を言った。
瞬間、蒼香ちゃんの顔が赤くなったと思ったら

ちゅっ


いきなりキスされた。

「・・・・・・」
「…いや、その、可愛かったもんでな、つい…。」
頭の中が真っ白な私に、蒼香ちゃんがしろろもどろになりながら言う。
と

「あー!蒼ちゃんが志貴ちゃんとキスしたー!」

という大きな声が響き渡った。

「げっ! 羽居っ! …見てたのか。」
さらに赤くなった蒼香ちゃんが言う。

「いや、あの、羽居ちゃん、今のはその…。」
私も真っ白だった頭をなんとか使って対応しおうとする。
だが、そんな二人の言葉を聞かずに羽居ちゃんは前も隠さず目前に迫ってくる。
羽居ちゃんの顔が目の前に来たと思った時には

「んっ…。」
「ぅんっ…っ!! 」
羽居ちゃんにキスされた。

「なっ! 羽居っ!! 」
驚く蒼香ちゃんをよそに、羽居ちゃんは舌を絡めてくる。

「んぁ…、ふ…ぅん、んっ…。」
「んんっ!んっ…、んぁ…。」
驚いた私をよそに羽居ちゃんの舌はどんどんと激しく動く。

「ぅん…、っん…、は…、っむ…。」
「ん……は、ぁ…、ぅぅ…、ん…。」
気が付くと、私も自分から舌を絡めて言った。

ぬちゃ、くちゅ、ぴちゃ
口の中で舌が激しく絡まり、唾液が口から零れていく。

「…ん、はっ…、ぁん…、…っぷぁ。」
「んん…、ぁ…、はっ…、…っはぁ。」
長いキスが終わり、羽居ちゃんがにっこり笑って

「えへー、志貴ちゃんのキスうばっちゃったー。」
なんて喜んでいる。
私は今のキスで頭が少しぼーっとしてきた。

「ばっ、羽居、お前…、本当とんでもない奴だな。」
今までまじまじと見つめていた蒼香ちゃんが羽居ちゃんに言った。

「えー、だって先にしたのは蒼ちゃんだし、私がしないのは不公平じゃーん。」
「はぁ、どういう理屈だそれは…。」
「それにー、志貴ちゃん可愛いしー。」
「…まぁ、その気持ちは判る。」
「・・・・・・・・・・」
そんな会話を、私は未だにぼーっとする頭で聞いていた。

「おーい、大将、大丈夫かー?」
「志貴ちゃん、気持ちよかったよー。」
なんて、羽居ちゃんが嬉しそうに話す。
私は未だぼーっとする頭で

「う、ん、気持ちよかっ、…たよ。」
と笑顔で返した。

「えへへー、うん。気持ちよかったねー。」
「そうか、ずるいな、羽居。」
「えー? なんでよー? 蒼ちゃん。」
「なんでもいいから、黙ってみてろ。」
そうちょっと不機嫌そうな蒼香ちゃんが顔を近づけてくる。
そしてまた


「大将…、っん…、ぁ…。」
「ぁん…、ふ…、…ん。」
「あー、蒼ちゃんまたしたー。」

私は、二度目のキスをされた。

「んぁ…、…ふ、ぁ…。」
「ぅん…、ぁは…、ん…。」
蒼香ちゃんの舌が、また私の頭を白くさせていく。

「むー、蒼ちゃんがそれならー。」
何やら対抗意識が芽生えたような羽居ちゃんが、私の身体へ手を伸ばす。
次の瞬間、胸から快感が頭まで走った。

「んんっ!! …んぁっ!! はんっ…。」
「ん…、ぁん…、はぁ…。」
「んー、志貴ちゃん気持ちいいー? 」
蒼香ちゃんに口を犯され、羽居ちゃんに胸を触られ、私の頭はどんどん白くなっていく。

「ん…、ぷぁっ、大将、気持ちよかったか? 」
「っぷぁっ!! ふんぁっ!! ぁあっ!! 」
「うん、蒼ちゃん、志貴ちゃん気持ちいいみたいー。」
羽居ちゃんが返事のできない私の代わりに返事をしている。
私は、寄せてくる快感に身を任せる事しかできなかった。

「羽居、お前は左やれ。私は右やるから。」
「りょーかい、蒼ちゃん。」
「んぁっ!! ちょっ!! そんな、だっ!! めだっ!! よっ!! 」
「大将、ここまで来たら行き着くところまでいくよ…。」
私の搾り出した言葉を無視して、二人は体制を変え、蒼香ちゃんが右の乳首に舌を這わせる。

「んー、じゃぁ私も舐めちゃおー。」
「ぃやっ!! だっ!! あぁっ!! つ、つよすぎっ!! ふあぁっ!! 」
羽居ちゃんが左に舌を這わせ、別々に来る強烈な快感に私は壊れそうだった。

「ん…、大将、ほら、硬くなってるじゃないか。」
「そうだねー、志貴ちゃん感じやすいんだねー。」
二人の言葉に返事も出来ず、私はただ嬌声を上げるしかなかった。

「んー、じゃぁこっちはどうかなー? 」
つつーっ、と羽居ちゃんがお腹から下へと伝っていく。
羽居ちゃんが秘部へと指を這わせ、指の腹に力を入れると

ピチャッ
という音と共に、味わった事の無い快感が背筋を駆け抜けた。

「あー、志貴ちゃん凄い濡れてるー。えっちなんだー。」
「凄いな、ちょっと触っただけで音が聴こえるとは。」
「…ぁあっ!! やっ、そ、そこだめぇっ!!!! 」
「えー、ダメなのー? 」
「大丈夫だ羽居。大将は喜んでるぞ。」
羽居ちゃんが指を離そうとすると、蒼香ちゃんが留めるように言う。

「そっかー。じゃぁもっと喜んでもらおー。」
と、羽居ちゃんが再び秘部に触れようとした時

ピーン、ポーン、パーン、ポーン

という、自由時間終了のチャイムが鳴った。

「っ!! やばい羽居っ!! 忘れてたっ!! すぐ着替えて部屋戻るぞっ!! 」
「んー、そうだねー。でも残念だなー。」
「バカッ!! この状況見回りに見つかったらヘタすりゃ退学だぞっ!! 」
「わー、退学はダメだよー。早くもどろー。」
「おうっ!! 大将、立てるか? 」
「ぁぁ…、はぁ…、はぁ…。」
「志貴ちゃーん、大丈夫ー? 」
「あはぁ…、はぁ…、あぁ…。」
「あちゃ、まいったな、やりすぎちゃったか…。しょうがない、二人で担ぐぞ羽居。」
「うん、判ったー。ごめんねー志貴ちゃん。」
「はぁ…、はぁ…、はぁ…」

よいしょ、という二人の掛け声で担がれた後、私の意識はふっ、と切れた。